2017年9月20日水曜日

高瀬ダム上流、リベンジならず?


事務局長 ● 水谷 博

禁漁まであと10日、いよいよ焦っています。このまま禁漁を迎えるには辛いものがあります。
朝の弱い私の大町での釣りは、夕間詰めの1本勝負です。しかし、今日は5時起きで高瀬ダムの上流へ向かいました。入渓は7時前、標高1300m気温10度で薄ら寒さを感じるほどです。駐車場から釣り上がりますが、前回より水位が高く例によってサカナの反応はまったくありません。9時を回ると虫も飛び出してきましたがアタリはなし。10時頃には強風も吹き出してさらに状況は悪くなりました。南風ですから、ラインは飛ばずにトラブル続き。時にはまっすぐ前に進めないほど吹きます。
大きな川の小さなポイントも丹念に狙っていたのですが、五郎沢を過ぎてやっと1本来てくれました。しかし、その後は続かず正午近くになって名無沢の上で脱渓、釣り上がりは5時間、帰りの登山道は30分でした。
このままでは帰れないと思い、午後はバックウォータへ下りました。モンスターニジマスが出そうなポイントはあるのですが、やはりアタリはありません。砂に埋まりかけたダム湖を確認して分流を上り、最後のポイントでした。3×3でピックアップすると、サッと魚影が走りました。2投目はアワセが早すぎて空振り。風の収まるのを待って慎重に3投目を振り込むと今度はバシッとハリに乗ってくれました。今度も天然ではなく野生と思われる23cmのイワナでした。いたら出るのでやはりサカナは少ないようです。
なお、帰りに七倉ダム直下の滝ノ沢の滝壺に寄ってみました。いい渓相でしたが、こちらにもイワナまだ来ていないようでした。