2017年9月11日月曜日

大町の渓は最終盤も・・・


事務局長 ● 水谷 博

今年の大町は雨が多かったせいか、誰に聞いても二つ返事で「ダメ」と不漁を訴えています。それでもようやく水位が落ち着いてきたと思い、日本でロックヒルダムとしては一番大きい高瀬ダムの上へ行ってきました。組合員は漁協に申請すれば、このダムのバックウォーターまで車で乗り入れることができます。
入渓は13時半でしたが、今にも雨が落ちてきそうな天候で、水量もやや高なもののコンディションは悪くありません。駐車場の下で早くもアタリがありました。合わせてみると、これがチビながら丸々と太ったウグイ。ここまで来てウグイは釣りたくないものの幸先良しと思い込ませて釣り上がります。しかし、広河原に流れが分かれてポイントらしいポイントがありません。先行者がいることがわかっていたので、足跡のない分流を探りますが、全くアタリがありません。
流れが一つになると、やや水位は高いようです。そのトロ瀬の流芯でやっと来てくれました。25cmサイズのイワナです。放流イワナとは異なるやや茶系の体色を眺めてカメラを構えたら、ハリが外れてしまいました。ナチュラルリリースとなり残念。
その後は、「どうしてここにいないの?」の連続でした。結局、五郎沢出合までアタリはもちろんサカナっ気なし。無念の脱渓でした。
まだ明るかったので、帰りに葛温泉かじか橋と仙人岩の上下で少し振りましたが、こちらもサッパリ。チビヤマメのライズやアタリはあるものの、ダム差しの気配はまったくありませんでした。このまま禁漁になってしまうのでしょうか。あと19日のうち、何回入渓できるかな。