2013年9月19日木曜日

葛の秋、ダム差しは来たけれど


事務局長・水谷 博

台風18号によって被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。川は釣りなどの楽しい活動の場を与えてくれますが、時には生命や財産を失わせる凶暴な面も持っています。常に肝に銘じていなければなりません。楽しみにしていた9月15日・16日の鬼塾も中止になりました。
先週末に笠間釣具店から、葛温泉で尺物のヤマメが4本とイワナが3本揚がったよという情報をもらいました。また、昨日は穂高の釣友K氏から、台風一過の17日に25㎝サイズだけどヤマメがバンバン掛かったよという電話がありました。
これは行かなければなりません。入渓は5時半、いつものように2号橋からです。夕間詰めではありません。日の出前です。朝にはめっぽう弱い私ですので、今シーズン初めての早朝からの入渓です。渓相は台風の影響がほとんどないようでしたが、かなり高いところに流木があったり砂も溜まってきましたので、相当の水は出たようでした。水位はやや高く、濁りはないものの砂が混じってやや笹色がかっています。
期待を込めての振り込みでしたが、反応はまったくありません。ライズもありません。釣り上がっていくと足元からサカナが走ります。そこはさっき振り込んだろうと思うことが数度ありました。そのうち2本は明らかに尺物でした。体高からダム差しのヤマメに間違いありません。
赤岩から上流は堆砂が深刻です。かじか橋の下はすっかり砂に埋まっています。サカナは石の下にへばりついているようです。そこへ毛バリを落としているつもりですが、私の毛バリには出てきてくれませんでした。
結局、高瀬舘まで釣り上がり、20㎝のイワナ1本でした。食い気のないサカナには相手にしてもらえませんので7時半には納竿となりました。